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Cafetalk Tutor's Column

Yuki.Kyoto 講師的專欄

本当の「自分の感情」がわからないとは?

2024年10月12日

こんにちは、エンパワLabo、氣功師の有岐です。

 

10月に入り、朝夕がひんやりした空気を感じる時期になりました

今年もあと少し。

昨年の自分がいた場所と今の自分、何か変化はありましたか?


本音の「自然体の心」に少しずつ少しずつ、耳を傾けて沿いながら

生きている感覚がある方も多いかと思います。

 

 

 

人生の大風呂敷を広げて、「偽りの自分」を無理に演じていても、

「真の自分の心」は苦しい時、辛い時に自然に心に思えて湧き上がってくる物です。

それが自分の中の真実であり、本質です。

 

 

本日も自分の器のままで、苦楽を受け入れて生きる事が出来るような、

心の仕組みをお話していきますね。

 

 

 

  本当の「自分の感情」がわからない

 

本当の感情に気づくことが難しいと感じる人は、少なくありません。

 

日常の忙しさや社会の期待の中で、私たちはつい「感情を感じてはいけない」「感情を抑えるべきだ」という思い込みに縛られ、自分の本当の気持ちに蓋をしてしまうことがあります。

特に、幼い頃に感情を表現することを否定されたり、「強くなければならない」と教えられた場合、自分の感情に気づくことが難しくなることが多いのです。

 

 

でも、心の奥にある本当の感情に気づかないままでいると、知らず知らずのうちにその感情が積み重なり、心の重荷となります。

 

例えば、怒りや不安を感じても、それを無視したり抑え込んだりすると、やがてその感情が他の形で表れてしまうことがあります。

突然の体調不良や、理由もなく心が沈んでしまうことがあるのです。

 

ここでその原因を解説していきますね。

 

 

 

 

◆本当の感情に気づけない原因

本当の感情に気づけない理由には、いくつかの共通したパターンがあります。
 

 

~感情を感じることへの恐怖 ~


私たちは時に「感情を感じるのが怖い」と感じることがあります。


特に悲しみや怒りといった強い感情は、感じることで自分が壊れてしまうのではないかという恐れを抱くことがあります


そのため、感情が表に出ないように自分を守ろうと無意識にしてしまうのです。


~他人の期待や評価に応じる習慣 ~


社会や家族から「こうあるべき」「これを感じてはいけない」という期待を感じることは多いです。


例えば、「大人なんだから泣いてはいけない」「弱音を吐いてはいけない」というプレッシャーがあると、自分の感情を感じること自体が「悪いこと」と思ってしまいます。


~過去の傷が癒えていない ~


昔、傷ついた経験がある人は、その時の感情を再び感じることがあまりにも痛すぎて、自分の内側に蓋をしてしまうことがあります。


この傷が癒えていない限り、感情に気づくこと自体が難しくなることがあるのです。



 

 

自分の感情に気づくためのアプローチ


自分の内側にある感情に気づき、それを感じ取るためには、焦らずにいくつかのステップを踏むことが効果的です。



◆1. 自分を観察する時間を持つ

普段、忙しさや日常の中で自分の感情に気づく時間がないことが多いです。

そこで、まずは自分を観察する時間を作ることが大切です。

朝の静かな時間や、夜に一人でリラックスできる瞬間に、数分でもいいので自分の心と体に耳を傾けてみてください。


「今日、私はどんな感情を感じたか?」

「何か体が緊張している部分はないか?」

「心がざわざわしている感じはあるか?」

 

 

こうした問いを自分に投げかけ、答えがすぐに出なくても大丈夫です。

ただ、心や体に意識を向けるだけで、少しずつ自分の感情に気づきやすくなります。


 

◆2. 感情を紙に書き出す

自分の感情に気づけないと感じたとき、紙に書き出すことは非常に有効な方法です。

 

「今、何を感じているのか分からない」という状態でも、そのまま紙に書いてみるのです。


「何を感じているのか分からない」という気持ちをそのまま書いていくと、次第に感情が浮かび上がってくることがあります。

例えば、こんなふうに始めてみてください:

「今日は特に何も感じていない気がするけれど、本当は何かあるのかな?」
「最近、少しだけイライラすることが増えた気がする。その原因は何だろう?」
「なんとなく不安な気持ちがあるけど、どうしてだろう?」
 

自分に対する「なぜ?」という問いに対する答えを書いているうちに、自分の心がどんな状態にあるのかが少しずつクリアになってくるかもしれません。


自分しか見れないノートや携帯に、気づいた時に書いてみて下さい。

書いているうちに、焦りや不安の原因が徐々に出てきて、回数を重ねるうちに同じ内容でも実は他にその原因がある事に気づいたりします。

 

「書く」という行為は、自分を客観的に見る事ができるようになります。

日記のように強制せずに、思った時に自分の中にある意識のノートに書いてみましょう。



3. 体の感覚にフォーカスする

感情はしばしば体に現れます。

 

怒りや不安を感じたとき、胸が締め付けられたり、喉が詰まるような感じがしたりすることがあるでしょう。

自分の感情に気づくためには、その体の感覚に注意を向けることも有効です。


例えば、ストレスを感じたときに「今、肩や首がすごく凝っている」と気づいたならば、それは自分が無意識に感情を抑え込んでいるサインかもしれません。

その時は、体に起こっている感覚をじっくり感じ取ることを意識してみてください。

 

「胸が重たい」「胃がギュッとする」など、体が教えてくれる感覚に耳を傾けることで、感情に気づくきっかけが生まれます。



4. 自分を責めないこと


人は皆、顔が違うのと同じで、違う特性を持っています。

他者の気持ちに自然に同調し、他者との境界線を引くよりも同一になってしまう気質の人、または、他者の心が理解できず感情がわからない気質の人など様々です。

 

人の心に敏感な人は、周りに人が望むことがわかるので、「小ズルい人」がなぜか周りを囲むようになりがちです。

どこに行っても同じような状況になると、きっと原因は自分にあるのだと思うと、自己内観が辛い物になっているかもしれません。

 


自分の感情に気づくのが難しいと感じると、「自分は感情に鈍感なんだ」と自己否定することがありますが、決して自分を責める必要はありません


感情に気づけないのは、それだけ心が頑張って自分を守っている証拠です。

そのため、「今の自分で大丈夫」と優しく自分を受け入れることが大切です。

 

感情に気づくことは、時間がかかるプロセスですが、その過程も含めて自分を一番大切にしていきましょう。

本当の感情に気づけない時、心はしっかりとその感情を感じる準備をしているのです。


焦らず、自分のペースで少しずつ感情と向き合ってみてください。

自分の心の声に耳を傾けることができれば、少しずつでも感情に気づく力が育っていきます。

そして、感情に気づき、それを解放することで、心の重荷が軽くなり、少しずつ自分らしい人生を歩む道が見えてくるはずです。

 

 

 

これは本当に不思議なんですが、呼吸の止観行をしていくとだんだんと自己内観が自然と出来るようになってきます。

 

「冷静さ」それは、自分を客観的に観る事が出来るようになる事です。

まずは自分の感情と思考の状態を冷静に観る事が出来る

 

そうすると、相手の本質、弱さゆえの虚栄心や言動と行動が違う事がわかります。


そして、自分の状況やこれからどうなるのかという事が自然とわかるようになり、

今、何を話し、行動する事が最善かが冷静に行えるようになるのです。

 

その力が「氣の神髄」です。


私達は肉体や精神ではなく、意識の存在です。

私達は肉体があるので、情報の知識を理解するだけでは「わからない」のです。

何か「わかる」のは、言葉では表現できないのです。

 


あなたが自分が書いた「本」を読めるのは、自分自身だけです。


人の心の底にある「恐怖と不安」は

全て、命の生存の危機が脅かされる心配が起因なのです。


でも人は生まれた限り、必ずそうなります。

いつその時が来るかなんて誰にも分らないのです。

生まれた瞬間から私達は皆、その瞬間に向かって生きています。

 

自分の人生に後悔しない、それは「今」自分はどう生きたいのか?

何を実現して、体験してわかりたいと思っているのか?

何をそんなに我慢して、何のために耐えているのか?


そもそも、なぜ苦しいと思っているのか

 

秋の気持ちよい風を感じて、ちょっと立ち止まってみて下さいね。

 

 

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