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Cafetalk Tutor's Column

Keisuke.H 讲师的专栏

I was a bocchi.㉚ショウゴとの決闘

2024年7月7日

この話はおそらくイシザキが来る前だろう。
 
僕はショウゴに遊びに誘われ続けた。
一緒に遊ぶのは楽しいが、
奴は冗談なのか本気なのか平気で僕の頭を叩く。
僕にはそれが理解できない。
だから、ショウゴは友達ではなかった。
そして、僕もさすがに我慢できなかった。
 
ショウゴに決闘を申し込んだ。
別に勝算があったわけではない。
このままやられっぱなしが嫌だったのだ。
「ショウゴ、決闘だ!」
 
昼休み、みんなが遊んでいる体育館で、
僕は本気でショウゴに襲いかかった。
今まで何回頭を叩かれたことか。
何回泣いたことか。
思い出すとカッと熱くなった。
 
クラスメイトも参加すると言っていたけど、
いざ直前になるとみんな尻込みをして、
「やっぱりやめるよ」
と言っていた。
ショウゴに味方はいなかった。
もちろん、僕にもいなかった。
 
みんながワイワイ遊んでいる体育館。
ショウゴは煽りながら走り回る。
僕はすぐに追いついて馬乗りになり首を絞めた。
本気で絞め落とそうかと思った。
「たすけて」
ショウゴが弱い声を上げた。
僕が手を離すとショウゴは泣いた。
 
遂にショウゴに勝った。
今までの不満は解消されたが、嬉しくはなかった。
特に湧き出す感情は無かった。
 
それから、僕はショウゴをイジメ返すようになった。
イジメられると性格が歪むのだろうか?
僕もこの学校にすっかり汚染されてしまったようだ。

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