「にじうお」と呼ばれる そのさかなは、自分の美しさを 鼻にかけ、他の魚たちに 話しかけられても、返事もしませんでした。
ある日、一匹のさかなが、にじうおに キラキラうろこを一枚くれと言われますが、にじうおは 怒って、ことわって しまいます。この話が他のさかなに伝わり、にじうおは みんなに そっぽを向かれるようになります。
ひとりぼっちになった にじうおは、たこのおばあさんに 相談に行きます。
たこは、にじうおに、キラキラうろこを 他のさかなたちに 一枚ずつ あげるように アドバイスします。
「それでおまえは、一番きれいな さかなではなくなるが、どうすれば 幸せになれるかが わかるだろう」
にじうおは、キラキラうろこを、ほしがってきた さかなに、うろこを一枚あげます。
他のさかなたちにも一枚ずつあげて、とうとう たった一枚になってしまいます。
にじうおは一番の宝をみんなあげてしまいましたが。。。
とても素敵なメッセージが込められたお話です。
相手を気遣う気持ちを育む絵本です。