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Cafetalk Tutor's Column

Yukiko.T 讲师的专栏

韓作文は韓借文

2023年7月19日

「英作文は英借文(えいしゃくぶん)」とは、高校時代の恩師の口癖。今では私の座右の銘でもあります。作文は、頭の中から表現の部品を取り出しては組み立てる作業。そして、それらの部品は、私達が見聞きした表現を集めておいたものに他なりません。つまり、元はどこかからの借り物なのです。会話も実を言えば作文です。筆記では時間の猶予が与えられますが、口頭では瞬間的な作文が求められるというだけの違いです。ポイントは、「組み立て前に部品を集めておかなければならない」ということなのです。歌手の宇多田ヒカルさんも、言語的な表現力を身に付けたいというファンに対してこのようにアドバイスしたといいます。「全てのアウトプットはインプットから始まる」。ものすごくシンプルですが、日英バイリンガルのシンガーソングライターという言語表現の達人の言葉に、説得力を感じませんか。
 語彙力向上は、言語を扱う者にとって永遠のテーマです。問題は、多くの人にとって単語を暗記する作業が苦痛でしかないということでしょう。単純でつまらない上になかなか覚えられず……やっと覚えたと思った途端にきれいさっぱり忘れてしまい……^^;何か特効薬はないものか。自分なりに言葉の匠達を観察してみたり質問攻めにしてみたりした結果、残念ながら(?)「語彙獲得に王道なし!」という結論に至りました。なぜなら、大統領や王様の通訳担当者も、第一線の同時通訳者も、売れっ子出版翻訳者も、語彙力キープの秘訣はただ一つ、「地味~に暗記」だったのですから。キャリア数十年のベテランでも、常に単語帳を持ち歩き暇さえあれば眺めているのです。マイカー通勤中、渋滞に巻き込まれているスキを利用して勉強している強者まで(危険ですから絶対に真似しないでください)!!さらに、家中至る所に単語を書いた付箋が貼り付けられているのを目撃しました(特にトイレの中が効果的なんだとか^^)。
 アウトプットの前にまずはインプット。基本的な文型・語彙を徹底的にインプットするだけでも、アウトプットはかなり向上します。そして、人間は「忘却の動物」ですから、忘れることは自然なことです。忘れたらまた覚えればいいのです。インプットは面白くもなければ楽でもありませんが、インプットした分だけ理解できること・表現できることが増えるという大きな楽しみが皆さんを待っていますからね。さてさて、面倒臭くて死にそうですが、私も地味~に暗記に取り掛からねば……^^

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