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may 讲师的专栏

この3冊!

周间主题: A book you never get tired of reading

2022年4月23日 | 2 评论

学生時代から本を読むのが好きです。
新しく買ったり、中古のものを買ったり、整理する中で売ってしまったりしたものもありますが、手放せない本はたくさんあります。
その中でも「何度読んでも飽きない」小説として、以下の3冊をご紹介します。

・「ブルーもしくはブルー」山本文緒
・「うたかた/サンクチュアリ」吉本ばなな
・「アニマル・ロジック」山田詠美



有名な作家さんばかりなのでご存じの方も多いのではないでしょうか。

まずは山本文緒の「ブルーもしくはブルー」
昨年お亡くなりになった作家さんで、訃報を知ったときには言葉が出ないほどでした。
この方の作品は「恋愛中毒」「プラナリア」「みんないってしまう」「紙婚式」などどれも大好きで迷いました。
2人の男性の間で揺れるも1人に決め、結婚生活を送る主人公ですが、冷めきった夫婦関係。ある日、偶然立ち寄った博多で自分にそっくりな女性に出会います。その彼女は、主人公が選ばなかった、かつての恋人と結婚していました。あのとき、別の道を歩んでいたら今頃どうなっていただろう、と2人は1か月の約束で入れ替わって生活することになりますが…。ドッペルゲンガーを描き、衝撃的な展開が待ち受けています。そんなはずないと思いながら読み進めますが、どんどん引き込まれて、何度読んだかわかりません。

お次は吉本ばななの「うたかた」
この方は「キッチン」が有名ですが、私はこちらの「うたかた」も好きです。
未婚の父に囲われて暮らしてきた大学生の主人公とその母が、ある日同じ血を引く(実際はそうではなかったのですが)2歳年上の男の子の存在を知り、急激に世界の見え方が変わってくるというお話。恋愛の要素も入っていますが、ベタベタ、ドロドロしたものではなく、さっぱりと読めます。高校生~大学生ぐらいのときに買ったのかな。今読んでも、なんとなくあまずっぱい気持ちになるのは共感していただける方もいるのではないでしょうか。

最後に山田詠美の「アニマル・ロジック」
これも何度読んだでしょうか。私が持っているのは3冊とも文庫版ですが、「うたかた/サンクチュアリ」が168ページ、「ブルーもしくはブルー」が257ページなのに対して、こちらは618ページ!厚みが違います。
NY、マンハッタンに暮らす黒人女性の自由奔放な人間模様。性、薬物、人種差別、貧富の差、暴力、死…。読んだ当初はあまりにも私が暮らす環境とはかけ離れすぎて、理解しきれない場面がたくさんありました。しかも、この本の主人公は先ほども書いたとおり、黒人女性なのですが、彼女の目や心を通して語り掛けているのは彼女自身の血液に住む「ブラッド」。この子の存在、かなり大きいです。そして刊行から20年以上経った今でも読むと、互いを思いやる気持ちとか死生観とか考えさせられます。

長くなりましたが、まだまだ語り足りません。
好きな本を紹介するのっていいですね。
他の方のコラムも拝見します。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
それでは、また!

may

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