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Cafetalk Tutor's Column

Machika 講師的專欄

病院へ行くのは弱さのしるし?

2019年12月9日

 うつ状態の悪化や死にたい気持ちに襲われて深刻な状態にもかかわらず、かたくなに病院へ行かない方がおられます。ご家族やご友人は、心配なのに本人が行動してくれず、無理に連れていくわけにもいかず途方に暮れることがあるかもしれません。

 病院へ行くのをためらう気持ちは人それぞれだと思います。自分に心の問題があることを認めたくないという気持ち、病院へ行くことはまるで自分の弱さを認めるようでプライドが邪魔をするという人、薬漬けにされてしまうのではという自分のイメージや精神科のお医者様や病院自体への偏見もあるかもしれません。自覚症状がなく、身体的な症状として心の不調が現われている場合は特に「自分には必要ない」と思う方も多いでしょう。

 軽い心の不調やストレス過多の状態なら、生活習慣の改善や心の持ち方で状態が軽くなることは確かにあります。でも考えてみてください。周囲の方が異変に気が付き、心配するレベルです。たとえ自分ではそう思えなくても、軽い状態ではなくそれなりに問題があるように見えるということです。「まだ耐えられる」と思う時も、本当に「限界まで耐える」ことが必要なのか、また「限界」とは何かを考えてみてください。身体的病気の場合も早めの受診と早期発見治療が大事だと言われます。心の場合は特に早めの対処を心がけましょう。なぜなら、日頃から無理をしがちな人こそ心の調子を崩しやすいからです。そういうタイプの方は、限界を超えてはじめて限界を自覚します。どうにもならなくなってから病院へ行くなら、より多くの時間とお金を治療に費やす必要があるでしょう。忍耐力があるのは長所でも、耐えるべき時とそうでない時をきちんと見分けましょう。早めの受診で早期に回復できるチャンスを逃さないようにしてください。すでにどうにもならないと感じていて、「早めに行けばよかった」と思っている方も、あきらめず今、行動してみましょう。

 薬や病院へ頼らずに治したい、という方も多いと思います。ただ、あまりにも心の状態が悪化していると心理療法も効果がありません。例えば考え方の改善をするには一定の「思考力」がなければ改善しません。考えて、納得して、当てはめる必要があるからです。うつ状態がひどい場合は、思考力も悪化します。そういう時はまず病院で治療を開始しましょう。今は精神や心に関係したお薬も改善されてきていますし、信頼できるお医者様の下で服用すれば過度に恐れる必要はありません。まずは薬で心の調子を少し上げつつ、心の問題に対処したり、考え方や行動の改善に取り組むというのがベストです。

 薬を飲んだけど何も変化を感じない、というお話もよく伺います。気になる事や不安がある時は病院のお医者様や薬剤師に聞いていただくのが一番確実ですが、聞きにくい時や心配なことがある時はぜひお気軽にご連絡ください。病院のご紹介はしておりませんが、自分に合う病院の選び方や薬の基本的な情報などをお伝えすることができます。

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